12月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

クリスマスの画像

12月は、冬至(22日頃)、天皇誕生日(23日)、クリスマスイブ(24日)、クリスマス(25日)、大みそか(31日)などの行事があります。一年の終わりでもある12月は、何かと忙しい時期ですね。

冬休みやクリスマス、忘年会やお正月を迎える準備に何かと慌ただしく、冬本番を迎え寒さも厳しくなる季節です。相手の安否や健康を気遣う思いやりのある言葉を述べるとよいですね。

また、今年お世話になったことへのお礼や、来年もお付き合いをお願いする言葉を伝えると、より温かな挨拶文になるでしょう。

12月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

師走 / 初冬 / 寒冷 / 霜寒 / 歳晩 / 新雪 / 年末 / 初雪 / 寒気 など 

改まった方に宛てる季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 師走を迎え、慌ただしい日々をお過ごしのことと存じます。
  • 木枯らしが身に染みる季節、ご壮健でご活躍のご様子お慶び申し上げます。
  • 寒さ厳しき折、ご一同様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 年の暮れで何かとご多忙のことと拝察いたします。
  • 本年も残りわずかとなり、お忙しい毎日と拝察いたしますがお元気でいらっしゃいますか。
 

 結びの言葉

  • 年末の候、ご自愛の上、よい新年をお迎えくださいませ。
  • ご家族様お揃いで、穏やかな新春をお迎えになられますように。
  • 年の瀬を迎えお忙しいとは存じますが、体調には何卒ご留意くださいませ。
  • 本年中は格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。一言ご挨拶申し上げます。
  • ○○様にとりまして、来年もご多幸な年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

親しい方へ宛てる季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 寒さも本格的になり冬本番を迎えました。○○さんお元気でいらっしゃいますか。
  • クリスマスのイルミネーションが街を美しく飾る季節となりましたね。
  • 早いもので今年も残りわずかとなりました。お忙しい毎日をお過ごしと思います。
  • 年末を迎え忙しい季節ですが、風邪などひいてませんか。
  • 慌ただしい年の暮れとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
 

 結びの言葉

  • 風邪が流行っているようです。体に気を付けてよい新年をお迎えください。
  • 忘年会のシーズンですね。飲み過ぎに注意して年末をお過ごしください。
  • 何かと忙しい時期ですが、お互いに体調を崩さないよう頑張りましょう。
  • ご家族お揃いで、よいお正月をお迎えくださいね。
  • 今年一年、お世話になりました。来年も変わらぬおつき合いのほどよろしくね。

11月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

焼き芋の画像

11月のイベントや行事には、文化の日(3日)、立冬(7日頃)、勤労感謝の日(23日)などがあります。気温もぐっと下がり、冬の訪れを感じる季節でもありす。

こたつやストーブ、焼き芋、鍋やおでんなど、温かいものを食べるとほっとする時期なので、温かさを感じさせる季語などを用いてもよいですね。

また、いちょうやさざんかなど、秋から冬へ移り変わる植物や景色の美しさを取り入れた挨拶文も素敵です。

11月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

深秋 / 晩秋 / 暮秋 / 向寒 / 夜寒 / 深冷 / 冷雨 / 初雁 / 落葉 / 立冬 など 

改まった方への季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 深秋の候、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと大慶に存じます。
  • 枯れ葉舞う季節となりました。お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
  • 肌寒さが身に染みるこの頃、お風邪などめされていませんか。
  • 小春日和の穏やかな時節、ますますご活躍とうかがっております。
 

 結びの言葉

  • 深冷のみぎり、皆様くれぐれもご健康にご留意くださいますようお願い申し上げます。
  • 陽だまりの恋しい季節、くれぐれもご自愛の上お健やかにお過ごしください。
  • めっきり冷え込んでまいりましたが、体調を崩ずされませんようお暮しください。
  • 秋も深まり日増しに冷気を感じます。ご油断なくお風邪などめしませんように。
  • 本格的な冬が近づいてまいりましたが、ご健康に留意されより一層ご活躍ください。

親しい方への季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 焼き芋の美味しい季節となりました。皆様お変わりなくお暮しですか。
  • 先日ストーブを出しました。本格的な冬の到来ですね。
  • 朝晩の寒さが身にしみる毎日ですが、その後お元気でいらっしゃいますか。
  • 木枯らしの吹く季節となりましたが、元気でご活躍のことと思います。
  • いちょうの葉が風に舞う頃となりましたが、いよいよ冬も本番を迎えますね。
 

 結びの言葉

  • こたつの恋しい季節、みんなで鍋を囲んで楽しみませんか。
  • 朝夕は冷え込みますので十分にご注意して、冬本番に備えてくださいね。
  • はやいもので今年もあとひと月、お忙しいとは思いますが体調には気を付けて。
  • 今年は例年になく冷え込みが厳しいようです。十分にご注意ください。
  • いちょうが黄金色に染まる美しい季節、お体に気を付けてご活躍ください。

10月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

運動会の画像
10月の行事には、寒露(8日頃)、体育の日(第2月曜日)、ハロウィーン(31日)などがあります。10月に入ると、本格的に秋を感じる季節となります。

食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋ともいいますが、一年の中でもとても活動しやすい季節でもあります。ですが、気温の変化もはげしいため体調を崩しやすい時期でもありますので、相手の活躍を祈る言葉や体を気遣う言葉を述べるようにするとよいですね。

10月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

紅葉 / 秋冷 / 仲秋 / 清秋 / 夜長 / 秋麗 / 錦秋 / 秋雨 / 爽涼 など

改まった方へ季節の挨拶状

 書き出しの言葉

  • 紅葉の折、○○様には一段とご活躍のこととお慶び申し上げます。
  • 仲秋のみぎり、お変わりなくお過ごしでいらっしゃることと存じます。
  • きんもくせいが香る時節、ますますご壮健でご活躍のこととお慶び申し上げます。
  • 秋晴れのすがすがしい季節となりました。その後お変わりございませんでしょうか。
  • 秋の深まりを感じるこの頃、皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。
 

 結びの言葉

  • すがすがしい秋晴れの季節、さらなるご発展を祈念いたします。
  • 紅葉が美しい折、皆様お健やかに実りの秋をお過ごしください。
  • 朝夕の冷え込みが身にしみるこの頃、どうかご壮健でお過ごしください。
  • 秋冷のみぎり、体調には十分ご留意くださいませ。
  • スポーツの秋、ご自愛の上ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

親しい方へ季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • ずいぶんと日脚が短くなり、秋を感じる季節になりましたね。
  • 朝夕は肌寒く感じられるようになりましたが、皆様お変わりないですか。
  • 落ち葉の季節となりました。その後お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 食欲の秋、スポーツの秋、爽やかな好季節を満喫のことと思います。
  • 今年の運動会は、○○○がかけっこで一番になりました。
 

 結びの言葉

  • すっかり秋めいてまいりましたが、お互い元気に楽しく過ごしましょう。
  • 秋本番を迎えました。子供たちを連れて栗拾いにでも行きませんか。
  • 皆様お揃いで、実りの秋を満喫してください。
  • 行楽の秋、家族お揃いで楽しくお過ごしください。
  • サンマが美味しい季節、食欲の秋を堪能してくださいね。

9月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

コスモスの画像

9月の行事には、敬老の日(第3月曜日)や秋分の日(23日頃)があります。蒸し暑かった夏もようやく終わりを告げようとしています。

食欲の秋、読書の秋といいますが、爽やかな過ごしやすい季節です。さんまや秋の七草、ぶどうや梨などの食べ物、ススキやコスモス、なでしこなど、秋の季節を感じる挨拶文になるようにしましょう。

また、季節の変わり目でもありますので、相手の健康や安否を気遣う言葉を述べるようにしましょう。

9月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

初秋 / 秋涼 / 早秋 / 新涼 / 爽秋 / 秋晴 / 白露

改まった方へ季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 実りの秋を迎え、ますますご活躍のご様子、お慶び申し上げます。
  • 秋晴の侯、○○様にはお元気でお過ごしの由、何よりと存じます。
  • 残暑も和らぎ、しのぎやすくなってまいりました。皆様お変わりございませんか。
  • 日増しに秋が深まってまいりましたが、私もおかげさまで何事もなく暮らしております。
 

 結びの言葉

  • しばらくは残暑が続きます。ご自愛専一に精励ください。
  • 朝夕はめっきり冷え込みますので、お風邪などめしませんようお過ごしください。
  • 秋の長雨が続きます。何卒お風邪にはご用心ください。
  • 爽秋の時節、どうかご壮健にてお過ごしください。
  • 夏のお疲れが出やすい頃と存じます。健康にはご留意くださるようお願い申し上げます。

親しい方へ季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 秋の深まりを感じる今日この頃となりました。
  • すすきが風に揺れ秋を感じる季節となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
  • 虫の音が深まる時節、ご無沙汰のみにてお許しください。
  • 朝晩はだいぶ過ごしやすく感じられますが、お風邪などひいてませんか。
  • 残暑も和らぎしのぎよいこの頃、その後お変わりございませんか。
 

 結びの言葉

  • 体調を崩しやすい季節の変わり目、なおいっそご自愛くださいませ。
  • 台風が近づいております。くれぐれも、お気を付けください。
  • いまだに残暑が厳しいです。涼しくなったらこちらにも遊びにきてください。
  • 秋晴れの風が心地よい季節、どうかお健やかにお過ごしください。
  • 本格的な秋がやってきました。子供たちを連れてぶどう狩りにでも行きませんか。

8月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

スイカの画像

8月は歴の上では秋のはじまりといいますが、一年のうちで一番暑い季節といえます。うちわや金魚すくい、スイカやメロンなど、夏の風物詩や季語を取り入れて、涼しく感じるような言葉を使用するとよいですね。

また、夏の疲れが出やすい時期なので、相手の健康を気遣う思いやりのある言葉を書くようにしましょう。

8月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

残暑 / 残夏 / 晩夏 / 立秋 / 初秋 / 新涼 / 早涼 / 向秋 /

改まった方へ季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 晩夏のみぎり、皆様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
  • 向秋の候、○○様にはお元気でご活躍のことと拝察いたしております。
  • 立夏とは名ばかりの、まだまだ厳しい暑さが続きます。
  • 今年は冷夏とはいえ、暑さが身にこたえる毎日です。
  • 秋とは名ばかりの蒸し暑さですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 暑さもようやく峠を越え、にわかに秋めいてまいりました。
 

 結びの言葉

  • 残暑厳しき折、一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。
  • 夏のお疲れがそろそろでる時期と存じます。何卒、体調にはご留意ください。
  • しばらくは蒸し暑さが続くようでございます。ご自愛の上、ご活躍のほど祈念いたします。
  • 残暑も残りわずかとなりましたが、くれぐれもお体を大切にお過ごしください。
  • 虫の音に秋を感じる季節、皆様お元気で秋をお迎えください。

親しい方へ季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 堪え難い暑さ続きの毎日ですが、皆様お元気そうでなによりです。
  • 暑さひときわ身にしみる頃、お変わりなくお過ごしでいらっしゃることと存じます。
  • 先日は残暑厳しい中、遠いところをおいでくださりありがとうございました。
  • 夏の疲れが出る時期ですが、夏バテなどしてませんか。
  • 秋の気配がようやく感じられる季節となりましたが、お元気にお暮らしでしょうか。
 

 結びの言葉

  • 美味しいかき氷屋さんを見つけました。近々ご一緒しませんか。
  • 残りわずかな夏休み。風邪などひかず楽しんでくださいね。
  • 冷たいビールが美味しい季節、近々ビアガーデンに行きましょう。
  • 今年は台風が多く不安定な天候ですので、くれぐれもお気をつけて。
  • 秋はもうすぐです。それまで体調には気を付けてお過ごしください。

7月・時候の挨拶文(出だしと結びの言葉)

七夕

7月は、七夕(7日)、海の日(第3月曜日)、土用の入り(20日頃)などの行事があります。本格的な夏が到来し、夏の厳しい暑さがが始まります。

暑い毎日が続くため、体調を崩される方も多い季節なので、相手の健康を気遣ったり安否を伺う挨拶文がよいですね。花火や金魚すくい、うちわや風鈴など、暑い夏でも涼しさを感じるような、季語を使った挨拶文も素敵です。

7月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

猛暑 / 酷暑 / 灼熱 / 炎暑 / 大暑 / 盛夏 / 烈暑

改まった方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 盛夏の候、一段とご健勝のご様子、心よりお慶び申し上げます。
  • 大暑のみぎり、ますますご壮健でご活躍のことと存じます。
  • 小暑を迎え暑さも本格的になる頃、○○様にはご清栄のことと大慶に存じます。
  • 書中お見舞い申し上げます。
  • 暑さ厳しき折、皆様にはお変わりございませんか。
  • 風鈴の音に涼しさを感じる今日この頃、夏風邪などめされていませんか。
 

 結びの言葉

  • うだるような暑さが続きます。健康には一段とお気を付けください。
  • まだまだ猛暑の毎日です。何卒ご自愛の上ご活躍ください。
  • 寝苦しい夜が続きますが、ご無理をなさらずどうかご自愛専一にお過ごしください。
  • 蒸し暑さがこたえるこの頃ですが、体調には十分ご留意くださいませ。
  • 大暑の折、○○様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

親しい方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • いよいよ夏本番!夏休みのご予定は決まりましたか。
  • 厳しい暑さが続きますが、その後お変わりないですか。
  • 太陽がまぶしい季節、先日家族で海水浴に行ってきました。
  • 連日蒸し暑さがこたえますが、夏バテしていませんか。
  • 例年になく台風が多い年ですが、皆さんご無事にお過ごしでしょうか。
 

 結びの言葉

  • 猛暑が続きます。くれぐれも体調にはお気を付けください。
  • こちらではもうすぐ花火大会です。浴衣を着て夏祭りに出かけませんか。
  • 本格的な夏を迎えましたね。近いうちに冷たいビールで一杯やりましょう。
  • 夏休みには、家族揃って元気な顔をみせにきてね。
  • 連日の炎暑にお疲れだと思いますが、無理をせず頑張ってくださいね。

6月・季節の挨拶文(書き出しと締めの言葉)

あじさいの画像

6月は、父の日や梅雨入りの季節です。蒸し暑い雨の日が続きますが、相手にマイナスのイメージを与える表現は避けましょう。

「うっとおしい梅雨の季節になりました」と書くよりも「紫陽花が美しい季節になりました」と表現したほうが、素敵な文章になりますね。

雨の多い時期でも素敵なはがきや手紙になるように、カタツムリやアメンボ、アマリリスやあやめ、さつきなど、6月の季語を上手く取り入れた挨拶文にしましょう。

6月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

梅雨 / 長雨 / 入梅 / 青葉 / 向暑 / 初夏 / 向夏 / 麦夏

改まった方のときの季節の挨拶状

 書き出しの言葉

  • 初夏の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • 青葉の折、○○様におかれましてはご壮健のことと拝察いたしております。
  • 紫陽花が鮮やかな季節、○○さまにはますますご活躍のご様子、大慶に存じます。
  • 久しぶりの梅雨の晴れ間に夏の気配を感じます。皆様お変わりございませんか。
  • 梅雨明けが待たれる今日この頃、その後もお元気でお暮らしですか。
  • 梅雨明けが待ち遠しいこの頃、○○様にはお健やかにお過ごしのご様子、何よりと存じます。
 

 結びの言葉

  • 向夏のみぎり、一層のご活躍を祈念いたしております。
  • 梅雨冷の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
  • 長雨が続いておりますが、健康には一段とご留意ください。
  • 梅雨寒の毎日が続きます。お風邪などめされませんようお気を付けください。
  • 梅雨明けも間近でございます。何卒お体に気を付けてご活躍ください。

親しい方のときの季節の挨拶状

 書き出しの言葉

  • 蒸し暑い梅雨が続く毎日ですが、元気に過ごしている様子、なによりです。
  • 雨の日が続きますが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。
  • くちなしの花が香る季節となりました。
  • 衣替えの季節となりましたね。皆様お変わりないですか。
  • 久しぶりの青空に、夏の気配を感じます。
 

 結びの言葉

  • 長雨が続く季節です。風邪などひかれませんようお気を付けください。
  • 庭の紫陽花が鮮やかに咲いております。近々遊びにいらしてください。
  • 梅雨冷えの厳しき折、皆様健康に気を付けてお過ごしください。
  • 梅雨寒の日が続きます。あまり無理をせずご活躍ください。
  • 本格的な夏も間近です。体調を崩されませんようお体を大切に。

5月・季節の挨拶文(書き出しと締めの言葉)

兜の画像

5月のイベントには、子供の日・端午の節句(5日)、母の日(第2土曜日)、ゴールデンウィークなどがあります。爽やかな風邪が吹く季節で、とても過ごしやすい時期です。

こいのぼりや兜、ちまきや柏餅、菖蒲やカーネーション、あやめなど、五月の季語を使った挨拶文を自分なりに表現してみましょう。

5月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

新緑 /万緑 / 初夏 / 立夏 / 若葉 / 薫風 / 軽暑 / 晩春 

改まった方のときの季節の挨拶

 書き出しの言葉

  • 若葉の折、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
  • 立夏のみぎり、日頃は何かとお心にかけていただきましてお礼申し上げます。
  • 万緑の季節を迎え、ますますご活躍のご様子、大慶に存じます。
  • 新緑の匂い立つ候、○○様にはお健やかにお過ごしのことと拝察いたしております。
  • 風薫る爽やかな季節、皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 新緑が眩しい季節となりました。皆様お元気そうでなによりです。
 

 結びの言葉

  • 若葉の美しい好季節、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
  • 風薫る五月、○○様のさらなるご活躍を心より祈念いたしております。
  • 新緑の匂い立つ心地よい季節、どうぞお健やかにお過ごしください。
  • 皆様お健やかに、五月晴れの爽やかな季節をお過ごしください。
  • 梅雨入りも間近なようです。くれぐれも体調にはご留意ください。

親しい方のときの季節の挨拶

 書き出しの言葉

  • 五月晴れの爽やかな季節、こいのぼりも気持ちよさそうに泳いでいます。
  • 初夏の風が、頬を心地よく通り抜けていきます。
  • 吹く風にも夏の気配を感じています。
  • 若葉がまぶしいこの頃、皆様お元気でいらっしゃいますか。
  • 日中は汗ばむ陽気となりましたが、皆様お変わりないですか。
  • つつじが美しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 

 結びの言葉

  • 五月晴れのすがすがしい好季節、近々出かけませんか。
  • 過ごしやすい季節ではありますが、健康にはくれぐれも気を付けてください。
  • さわやかな万緑の季節、皆様の健康とご多幸をお祈りしています。
  • ゴールデンウィークに家族揃ってこちらにくること、楽しみにしていますね。
  • もうじき梅雨入りです。ご自愛のうえご活躍ください。
  • 連休明けでお忙しいと思いますが、ご無理なさいませんよう。

4月・季節の挨拶文(書き出しと締めの言葉)

さくらの画像

4月は、エイプリルフール(1日)や、みどりの日(29日)などの行事があります。日差しも暖かく、ようやく過ごしやすい季節の到来です。

春の季節は、入学式や入社式など新しい生活の始まりや、桜やチューリップなど、草花が芽吹く時期でもあります。明るく気持ちのよい挨拶文になるようにしましょう。

4月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

陽春 / 軽暖 / 春暖 / 晩春 / 麗春 / 桜花 / 春日 / 桜花爛漫

改まった方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 晩春の候、貴社ますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
  • 春爛漫の折、皆様におかれましては一段とご健勝の由お慶び申し上げます。
  • 陽春のみぎり、○○様にはご清祥のご様子大慶に存じます。
  • 花冷えの時節、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 春たけなわの季節となりましたが、○○様にはお元気でいらっしゃいますか。
  • 桜の美しい季節、○○様はお健やかにお過ごしのことと拝察いたしております。
 

 結びの言葉

  • 花冷えの折、どうか油断なさらずお風邪などめされませんようご自愛ください。
  • 行く春を惜しみつつ、より一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
  • 春爛漫の候、さらなるご発展を祈念いたしております。
  • 新年度がスタートし何かとお忙しいことと存じますが、くれぐれもお体にはご留意ください。

親しい方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • ようやく春らしい温かな季節となりました。
  • 日増しに春めいてまいりました。
  • 草木が芽吹き始める頃、皆さんお変わりないですか。
  • 桜便りが伝わる今日この頃、お花見に出掛けませんか。
  • 桜や菜の花、色とりどりの花が咲き乱れる好季節となりました。
  • 柔らかな春風が心地よい毎日、いかがお過ごしですか。
 

 結びの言葉

  • 桜花爛漫の季節、近いうちにお花見に行きませんか。
  • 花冷えの候、体調を崩されませんようお体を大切に。
  • 桜便りが届く今日この頃、お会いできる日を楽しみにしています。
  • 新生活がスタートとしますね。さらなるご活躍をお祈りしています。
  • 春光うららかな候、皆様のご多幸をお祈りしています。
  • 桜の花もあっという間でしたね。無理をせず健康にお過ごしください。

3月・季節の挨拶文(書き出しと締めの言葉)

つくしの画像

3月の行事には、ひな祭り(3日)、ホワイトデー(14日)、彼岸の入り(18日頃)、春分の日(21日)があります。厳しい冬の寒さもやわらぎ、春の訪れを感じる季節です。

合格発表や卒業式、引越しや新生活のスタート、土筆や菜の花など、春の季語や風物詩を取り入れた言葉を述べましょう。

3月の季節の言葉

「○○の候」「○○の折」「○○のみぎり」のどれかと使用します。

早春 / 孟春 / 仲春 / 初春 / 解氷 / 春暖 / 春分

改まった方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 解氷の候、○○様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • 仲春の折、皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。
  • 暑さ寒さも彼岸までと申しますが、皆様お変わりないですか。
  • 日差しが心地よく日ごとに春めいてまいりました。
  • 寒気も緩み、春うららかな季節となりました。
  • ようやく春めいてまいりましたが、朝夕は肌寒く感じられます。
 

 結びの言葉

  • 春の日差しが心地よい季節、さらなるご活躍をお祈りいたしております。
  • 新天地でのさらなるご活躍をお祈りしています。
  • 花冷えの折、くれぐれもご自愛ください。
  • 春寒のみぎり、お風邪などめしませんよう。
  • 日ごとに暖かさを感じますが、どうぞ十分お体にはお気を付けください。
  • 春とはいえ、朝夕は冷え込みます。くれぐれもご健康にご留意ください。

親しい方のときの季節の挨拶文

 書き出しの言葉

  • 家の近くの公園には菜の花が咲き、いよいよ本格的な春の到来を迎えました。
  • 急に春めいてまいりましたが、皆様お健やかにお過ごしのことと思います。
  • 早春とはいえ寒さが続きますが、○○様お変わりないですか。
  • うららかな春の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 一雨ごとに温かくなり、日差しにもようやく春の訪れを感じます。
 

 結びの言葉

  • まだまだ朝晩は冷え込みますので、お体にはお気を付けください。
  • 春とは名ばかりで、まだまだ寒さが続きます。ご油断なさらずお体を大切に。
  • 日差しが暖かく過ごしやすい季節ではありますが、健康にはお気をつけください。
  • 待ち遠しかった春がやってきました。今年もお花見にお誘いくださいね。
  • 桜の便りもすぐそこまで届いています。近いうちに遊びにいきましょう。