自宅が狭くておもてなしできないとき

初節句祝い

お雛様や兜を飾った自宅にお招きして、初節句祝いをすることがお礼となりますが、現代では核家族化が進み、マンションやアパートなどにお住いの方も多いですね。

自宅に招くとなると、部屋が狭いこともあるし、料理を作るにしてもどんな料理を出すの?とピンと来なかったり、味に自信がなかったり不安を感じる方も。

最近の初節句のお祝いは、出前をとったり外で食事をする方も増えています。ひな祭りでは、華やかなちらし寿司や蛤のお吸い物、また端午の節句では、筍や出世魚を使った料理など、縁起のよい子供の成長を祈る食材を使ったおもてなし料理でお祝いすることが多いようです。

初節句祝いには、基本的にお返しは不要といわれていますが、会食に招待できなかった方には、気持ちを伝えるためにも無理のない程度にお返しするのもよいかもしれませんね。

七五三のお参りの時期と神社へのお礼(初穂料)

七五三の画像
神社やお宮に七五三祝いにお参りする時期は、正式には11月15日といわれています。この日は鬼宿日(きじゅくにち)といわれ、鬼が家にいるため安心できる日とされています。

しかし現代では、仕事などで忙しく時間が取れない方もいますので、11月15日前後に行うことも多いようですね。

神社へのお礼・初穂料の相場

神社でお祓いをしてもらうときは、事前に予約をしておきましょう。神社への初穂料や玉櫛料の一般的な相場は、3,000円~10,000円が目安となるようです。

神社によって、決まった金額を設定しているところもあるので、お祓いの予約をいれるとき神社に金額を確認するようにしてくださいね。

初穂料と玉串料の違いは何!?

初穂料と玉櫛料の違いは、使う場面が異なります。

初穂料は、初物の農作物や魚など、神様に初穂に代わるものとしてお供えするため、感謝の気持ちが強いため葬儀などには使用しません。

また、玉櫛料とは、さかきの紙垂(しで)をつけたもの、「玉櫛」の代わりとして神様にお供えするもので、神道式の葬儀でも使用ができます。御守やお礼を受け取る場合には、玉櫛料はあまり使用しません。

どちらも神様にお供えするものですが、使い方には気を付けるようにしてくださいね。

初穂料の熨斗の表書き

初穂料の熨斗の表書きイラスト

神社でお祓いのお礼に渡すご祝儀袋は、紅白の蝶結びの水引でもよいですが、白封筒を使用してもよいでしょう。

熨斗の表書きは、「御初穂料」「御玉櫛料」とし、熨斗の名前は子供の名前を書きましょう。

左横に年齢を○歳と書いてもよいでしょう。

七五三祝いのお返しの時期【金額の相場と熨斗の書き方】

千歳飴の画像
七五三祝いをもらったとき、お返しは基本的には不要ですが、親戚などからお祝いをもらって、何もお返ししないのは心苦しく思う方もいますよね。そんなときは、お返しされてもよいでしょう。

また、住んでいる地域によっては、内祝いを配ってお祝いするところもあるので、その地域の風習に合わせるようにしてくださいね。

時期と金額の相場

七五三祝いをもらったときお返しをするのなら、時期は当日から1週間以内にお渡しするようにしましょう。七五三祝いのお返しの一般的相場は、1/3から半返しが目安のようですね。

会食するのであれば、食事がお祝いのお返しになるので、金額にこだわらずお土産程度の引菓子を用意されるとよいでしょう。

どんなものを七五三祝いのお返しする!?

地域によって千歳飴には多少違いがあるようですが、千歳飴は紅白に着色されており鶴亀や松竹梅になっていて縁起がよい物です。細長い形になっているのは、子供の長寿を願う思いが込められているそうですよ。

七五三祝いのお返しとして、千歳飴でお返しされるところもあるようですね。赤飯や菓子折りなどをお返しされる方もいるようです。

また、両親からお祝いをいただいたとき、甘えるのもよいですが、ご家族のみなさんで食事されたりしてお返しすると、ご両親もうれしいと思います。七五三の記念に撮影した写真や、孫からの手紙をお渡しされると喜ばれることでしょう。

熨斗の表書き・名前の書き方

、熨斗の表書きのイラスト

 熨斗の表書き
内祝・御礼
 熨斗の名前
子供の名前を書く

七五三のお祝いは、何度あってもうれしいことなので、水引は結びなおすことができる紅白の蝶結びを用います。熨斗の表書きは、内祝または、御礼とし、熨斗紙に書く名前は子供の名前になります。

七五三とは!

七五三のお祝い画像
七五三の行事では、子供が何事もなく健康に成長してくれたことや、これからも無事に幸せに育って欲しいと願う祝い事です。ここでは、七五三のお祝いをする子供の年齢や、お宮参りの時期についてまとめています。

お祝いする子供の年齢はいつ?

「男の子は3歳と5歳」「女の子は3歳と7歳」の年齢のときに、神社やお宮にお参りし七五三のお祝いをします。正式な七五三祝いは、数え歳ですが、今は満年齢で七五三祝いをすることがが多いようです。

数え歳:生まれたときを1歳と数える
満年齢:生まれたときを0歳と数える

七五三祝いを3・5・7歳の年齢でするのはなぜ!?

3歳:3歳の年齢になると髪を結ったり、櫛を付けることができるようになります。
5歳:袴をはじめて着られる年齢になります。
7歳:着物を着て帯を付けることができる年齢になります。

このように、3歳、5歳、7歳と成長することで、子供が大人の装いができるようになることから、3歳、5歳、7歳の年齢でお祝いをするようになったのです。

※兄弟がいる家庭では、どちらかの子供の年齢に合わせてお祝いをする場合もあるようです。